Kurumi
(更新)
突然ですが、みなさんは普段のオンライン英会話レッスンで、自分の自己紹介に満足していますか?
「ワンパターンになってしまっている」
「もっと良くしたいけど、どのように変えればいいかわからない」
と感じている方はきっと少なくないはず。
また、「マンネリ化してしまったから自己紹介はナシにしている」という方もいらっしゃるかと思います。(非常にもったいない!)
今回は、「オンライン英会話で自己紹介をする意味」をお伝えした上で、「自己紹介をグッとよくするポイント」と「マンネリ化させないコツ」をご紹介していきます。
ユーザーさんの中には、「25分間という限られた時間をより教材に使いたい」「自分のことはあまり話したくない」、または「毎回するのは面倒」などの理由から、自己紹介なしをリクエストする方もいらっしゃいます。
自己紹介をするしないは自由なので、しないという選択もOKですが、私は以下にあてはまる人は自己紹介することをオススメします。
たとえ自身では自己紹介ができると感じていたとしても、あなたの英語レベルを講師に把握してもらうために、十分にやる意味があります。
また英語力に加えて、学習の理由や英語に関する課題や悩みを伝えることで、より適切なアプローチで指導を受けられます。
英語中級者以上でも、オンライン英会話を始めたばかりの人は、自己紹介の練習をある程度するのがオススメ。
何度か繰り返したり、反対に講師の自己紹介を聞くことで、自分の自己紹介をよりブラッシュアップできます。
基本的に初対面でフリートークをする場合は、お互いの自己紹介を聞いてから、気になる部分を質問しながら話を進めていきますので、自己紹介はマスト。
フリートークで何を話したらいいか分からない問題を回避するためにも、自己紹介は有効です。
あなたが上記3つに当てはまる場合は、なるべく自己紹介をするようにしましょう。
また、3つに当てはまらなくても、自己紹介をするメリットは多いです。
それでも、「毎回毎回初めての講師との自己紹介は億劫…」と感じる人は、I would like to have a brief self-introduction.「手短に自己紹介したいです)」とリクエストをして、なるべく時間をかけない自己紹介をするのもいいと思います。
まずは基本の自己紹介で話す内容の確認です。(☆はオススメ度)
これらは一般的によく話す内容ですが、全ての項目について話す必要はありません。
また、話すボリューム(長さ)はお好みでOKです。
ユーザーさんにもよりますが、大体1分半ぐらいが平均的なボリュームです。
それでは次に自己紹介例を見てみましょう。こちらは△な例。
「ジュンイチです。ジュンと呼んでください。30才で東京に家族と住んでいます。読書と運動が好きです。サラリーマンです。外国人と話せるようになりたいので英語を勉強してます。よろしくお願いします」
実際にこのような自己紹介をする人はかなり多い印象ですが、あまり良い自己紹介とは言えません。
なぜかというと、具体性に欠けていてその人のことがよくわからないからです。
こうした自己紹介をしている人は、いつも講師からこんな質問をされていませんか?
自己紹介を通して、より講師にあなたを知ってもらうために、次に紹介するポイントを意識してみましょう。
それでは、先ほどの自己紹介をより具体的にしたものを見てみましょう。
「ジュンイチです。友達にはジュンと呼ばれているのでジュン呼んでください。来月30才になります。東京タワーで有名な港区に住んでいます。奥さんと5才の娘と2才の息子と住んでいます。ハリポタのようなファンタジー小説を読むことが好きです。世界のニュースを英語で伝えてくれるポットキャストを聞きながら毎日30分ぐらい走るのが好きです。アメリカの製薬会社の経理部で会計士として働いています。アメリカ人の上司とコミュニケーションをとらなければいけないので、2年間DMMで勉強をしています。よろしくお願いします」
どうでしょう?
先ほどの自己紹介と比べて、よりジュンイチさんのイメージが鮮明になったのではないでしょうか?
自分のプロフィールについて具体的に詳細に話しているので、講師も共通の話題を見つけやすいですし、何よりも聞いていて相手に興味を持てます。
上の例の英語レベルは少し高めですが、あなたの持っている英語力の範囲で、なるべく具体的に話すよう心がけましょう。
具体的に話す際には、「過去・現在・未来の時の流れ」と、「5W1H(何を、誰に、いつ、どこで、どうして、どうやって)」を意識するのがポイントです。
いくら具体的に話して良い自己紹介をしたとしても、やはり毎回同じ自己紹介をすると飽きてきますし、なにより、英語力の伸びが感じられなくなってくるかもしれません。
そこで、自己紹介のマンネリ化を解消し、英語力を伸ばすための3つのコツをお伝えします。
たとえ具体的な良い自己紹介だとしても、さすがに何十回、何百回と同じ自己紹介をしていると、講師からの質問もある程度重複してきます。
例えば「ハリーポーッターが好き」と伝えた際に、Which do you like better, the Harry Potter movie or the novel??「映画版と小説とではどっちが好き?」と毎回同じ質疑応答になるのであれば、その自己紹介パートは替え時。
他のファンタジー小説を例として使うことで、また新たなコミュニケーションが生まれ、会話力の幅も広がっていきます。
また、具体例を変えることで「今日の講師はどんなことを聞いてくれるかな?」と楽しみになりますし、毎回違った内容で会話練習をすることができます。
毎回違う自己紹介を考えるのは難しそうに聞こえますが、実はちょっとしたアレンジなら誰にでも簡単にできます。
基本の自己紹介の型に最近あったことや今日あったことなどのストーリーを加えてみましょう。
先ほどの例だとジョギング中にポッドキャストでニュースを聞くのが好きと答えていました。
そこの部分を I listened to a story about 〜 on today’s podcast, I learned a lot.「今日聞いたポッドキャストでは〜のことについて話していて、勉強になった」とアレンジしたとしましょう。
すると、Tell me about the news!「そのニュースについて教えて!」と会話の幅が広がるきっかけにもなり、また自分のスピーキングの練習にもなります。
雑談のように聞こえるかもしれませんが、自己紹介でこんな感じで話が広がっていくのは全く問題ありません! 講師としても好感がもてますし、よりあなたのことを知れるので嬉しいです。
講師が先に自己紹介をした場合、あなたの自己紹介を、講師のものに対応するような形にアレンジしてみるのもオススメです。
例えば、大体の自己紹介には趣味を含みますので、講師の趣味に関連した自分のことを話してみてもいいでしょう。
例えば講師が I like walking my dog. 「趣味は犬の散歩です」と言ったとすれば、自分の自己紹介で I used to have a dog but now I only have a fish.「私も犬を飼っていたことがありますが、今は金魚一匹だけ飼っています」と自分のペットの話に関連させたり、動物関連のことを話してみましょう。
また、講師が I love traveling.「旅行が大好きです」と言ったとましょう。
そこですかさず、I love traveling, too. Last year, I went to Australia. This year, I will visit my friend in Canada.「私も旅行が大好きです。去年はオーストラリアへ行きました。今年はカナダにいる友達に会いにいくよ」という感じで、あなたの旅行エピソードを話してみてはいかがでしょうか?
すると What did you do in Australia?「オーストラリアで何をしたの?」という感じで話が広っていきそうですね。
初心者で具体的に話したりアレンジすることが難しいと感じる人は、まず、「悪い例」であげたような基本のシンプルなテンプレートに沿って自己紹介の練習を続けてみてください。
慣れてきたら、講師によく質問されることから少しづつ情報を付け加えていって、どんどん自己紹介を具体的にしていきましょう!
毎回同じような自己紹介をするのは、英語力が伸びづらい上、何より自分自身が面白くありません。
今回ご紹介した自己紹介をよくするポイントとマンネリ化させないコツを意識して、表現力と会話力をグッと伸ばしていきましょう!
今回取り上げた内容を動画でもご紹介しています。
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